CAST-IN METHOD

鋳包み工法(パイプ鋳包み)

ALUMINUM PIPE(アルミパイプ)鋳包み工法
(アルミの同素材、同融点を一体鋳造する)

サトキンは砂型鋳造で、アルミパイプを鋳物の中に入れて溶着する、鋳ぐるみ技術を独自に開発しました。

一番のポイントは、製品の中にアルミパイプが鋳包まれていることです。

サトキン独自に開発した鋳造技術により、砂型にセットされた同素材、同融点のアルミパイプにアルミ溶湯を流し込み、アルミパイプを溶かさずに密着(融着)させています。

この技術開発により、従来品では油圧制御用の穴加工が必要でしたが、その手間を省き低コスト且つ高性能、及びリサイクル性にも優れた油圧制御部品の製造を可能にしました。

同一素材の利用が可能になり、加工レス・軽量・高剛性・高リサイクル性の鋳造品製造が可能になりました。

製品名
BRAKE CALIPER
材質
AC4CH-F
納入業界
自動車部品(足回り関連)
対応ロット数
1~100個
製品重量
3.5kg
製品サイズ
280×170×130
ポイント
①粒度の細かい砂を使用し、金型並みの鋳肌を実現
②アルミパイプをアルミで鋳ぐるむ技術

鋳包み工法(パイプ鋳包み)の製品事例

銅パイプの鋳包み
アルミパイプの鋳包み

PURE COPPER PIPE(純銅パイプ)鋳包み工法
(熱伝導に優れている純銅パイプを一体鋳造する)

サトキンは砂型鋳造で、純銅パイプを鋳物の中に入れて密着(融着)する、鋳包み技術を独自に開発しました。

一番のポイントは、製品の中に銅パイプが鋳包まれていることです。

サトキンの開発した鋳造技術により、砂型にセットされた純銅パイプが溶湯(金属)の熱により化学反応を起こし、1085℃の融点が徐々に548.2℃まで下がってしまい融解してしまうのを回避し、純銅パイプを溶かさずに密着(融着)させています。

この技術開発により、従来品のSUSパイプでは熱伝導の面で、冷却・保温効果が劣っていましたが、純銅パイプに置き換わことにより、熱伝導率を大幅に向上させることが可能になりました。

純銅パイプをアルミ合金に鋳包むことにより、非常に軽量なクーリング又はヒーティング部材の供給を可能としました。

その他

HOT DRINK DISPENSER HEATER

アルミ鋳物の中に電熱ヒーターとSUSのパイプ(水路)を鋳包むことにより、常温の水が筐体を通り、お湯になる

COOLING HOUSING

アルミ鋳物の中にアルミパイプ(水路)を鋳包むことにより、ハウジング内の発熱物が冷却される。

ALUMINUM FRANGE



材質
AC4C-T6
納入業界
プラントメーカー
対応ロット数
1~20個
製品重量
800kg
製品サイズ
Φ2700×500
ポイント
有機自硬性プロセスならではの大型素材で、製品軸(内径)部にダクタイル鋳鉄を鋳包んでいます。

CAST-IN METHOD OF DUCTILE CAST IRON

重要な摺動部に耐摩耗性のあるダクタイル鋳鉄を鋳包むことにより、全体の軽量化が図れる。

茹で麺用大鍋
材質
AC4C
納入業界
飲食業界
対応ロット数
1~50個
製品重量
60㎏
製品サイズ
Φ600×500
ポイント
アルミの溶湯でヒーターを空洞を作ることなく鋳包む(アルミが密着してないと熱伝導の性能が低下する)技術が必要。
BRAKE PARTS
材質
AC4C-T6
納入業界
自動車メーカー
対応ロット数
1~50個
製品重量
500g
製品サイズ
Φ140×40
ポイント
自動車試作。鉄部品の鋳包み。PT検査においてNG不可。